みかんの花が咲き始めました

 皆様、10連休はいかがお過ごしでしたか。平成から令和に無事に移行しまして、誠に喜ばしいことです。

 10日の富士宮から見た富士山の写真をアップします。次第に、残雪の感じになってきました。もう少ししますと、富士吉田側からは、農鳥という鳥の形をした雪形が出現して、田植えの時期を知らせてくれます。富士側には、かぐや姫が、現れるとか・・・?

 めっきり春らしくなり、畑の雑草も伸び放題となってきました。畝なのかあぜ道なのかが判らなってきたため、ついにエンジン付き草刈り機の出番となりました。

 さて、草も元気なのですが、畑の周りでは、木々も元気に芽吹いています。みかんの木にも花芽のつぼみが膨らみ、開花が始まりました。

 ところで、「ミカンの花咲く丘」という唱歌があります。知りませんでしたが、これは富士市の出身である加藤省吾の作詞だそうです。作曲は海沼實で、1946年のNHKラジオ番組『空の劇場』で発表されたものです。同番組の中で、東京・内幸町の本局と静岡県伊東市を結ぶラジオの「二元放送」が行われることになったものの、放送前々日の1946年8月24日の昼過ぎになっても曲が仕上がらずに悩んでいた作曲家の海沼實のもとへ、加藤省吾が訪ねてきて、海沼は加藤に急な事情を説明し、至急での作詞を依頼しました。加藤は、当時流行していた先輩サトーハチローの「リンゴの唄」がリンゴの実の歌だったことから、二番煎じを恐れて8月にもかかわらず、ミカンの花としたとのこと。30分で仕上げられた歌詞を携えて、海沼はGHQの検閲を得て伊東行きの列車に飛び乗り、列車の中で曲を仕上げたといいます。

 2日後の8月26日に人気絶頂の童謡歌手 川田正子の歌唱で放送されたこの歌は日本全国に大反響を呼び、『みかんの花咲く丘』は日本を代表する童謡作品となって、現在にいたるまで広く歌い継がれています。

 ちなみに、この歌の歌碑は静岡県伊東市の県道19号線沿い 亀石峠と宇佐見観音の間にあります。他にも各地にあるようで、30分で完成された作詞だとは、とうてい思えません。

 調べればあなたのお住いの近くにもあるかもしれませんよ。 田副直樹 5月11日

「なんじゃもんじゃ」が見ごろ

 「なんじゃもんじゃ」の花がほぼ満開です。「なんじゃもんじゃ」とはモクセイ科のヒトツバタゴの別名ですが、長野、岐阜、愛知の木曽川流域と対馬にしか自生しません。しかし最近は街路樹や庭木として人気があり、私の住む名古屋市守山区では瀬戸街道の大森付近の街路樹がいま満開です。ただ、昨年枝がかなり剪定されてしまい、今年咲いているのは東名道路西の一部だけです。愛知県では犬山市池野(入鹿池近く)の自生地が有名で、国の天然記念物に指定されています。ここもいま見ごろになっているようです。

名古屋市守山区大森のヒトツバタゴの街路樹

 尾張旭市の城山公園長池にも立派なヒトツバタゴが2本あり、まるで雪をかぶったように咲いています。同市の印場中央公園北の歩道にも植えられていますがまだ若い木です。

印場中央公園北のヒトツバタゴ並木
尾張旭市 城山公園長池のヒトツバタゴ 5月7日

 ヒトツバタゴという名は江戸時代の尾張の本草学者水谷豊文の命名(1825年)。ナンジャモンジャの別名は、正体のわからない木を各地でナンジャモンジャと呼んだことからですが、ヒトツバタゴは昔、明治神宮外苑にあった大木の名前がわからずそう呼ばれました。したがって各地で樹種の異なる「ナンジャモンジャ」があり、たとえばクスノキ、アブラチャン、アキニレ、エゴノキなどなど。東京葛飾区の都立水本公園には全国各地のナンジャモンジャが集められているそうです。

元気なバラの花

4月20日(土)あれから10日、おみやげに貰ったバラの花時代をまたぎ元気に咲き続けています。控えめな落ちついた色でいいですね。私は現在週3日程あるお寺のボランティア掃除夫をしていますが、手入れの甲斐あり今年も藤の花が咲いてくれました。写真の地面に写っている落ち葉は、クスノキの落ち葉です。この時期盛んに落葉します。掃除が大変で腰痛気味ですが、「八王神社の樟」巨木だから大変だと思います。平成⇒令和皆さんにとって良い時代でありますように。本村英輔

元気に咲くバラの花4月30日
今年も咲いた藤の花4月下旬

これから蒸し暑くなると、虫よけスプレーをかけて蚊取り線香腰に吊し、汗ビッショリでの作業です。