「なんじゃもんじゃ」が見ごろ

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 「なんじゃもんじゃ」の花がほぼ満開です。「なんじゃもんじゃ」とはモクセイ科のヒトツバタゴの別名ですが、長野、岐阜、愛知の木曽川流域と対馬にしか自生しません。しかし最近は街路樹や庭木として人気があり、私の住む名古屋市守山区では瀬戸街道の大森付近の街路樹がいま満開です。ただ、昨年枝がかなり剪定されてしまい、今年咲いているのは東名道路西の一部だけです。愛知県では犬山市池野(入鹿池近く)の自生地が有名で、国の天然記念物に指定されています。ここもいま見ごろになっているようです。

名古屋市守山区大森のヒトツバタゴの街路樹

 尾張旭市の城山公園長池にも立派なヒトツバタゴが2本あり、まるで雪をかぶったように咲いています。同市の印場中央公園北の歩道にも植えられていますがまだ若い木です。

印場中央公園北のヒトツバタゴ並木
尾張旭市 城山公園長池のヒトツバタゴ 5月7日

 ヒトツバタゴという名は江戸時代の尾張の本草学者水谷豊文の命名(1825年)。ナンジャモンジャの別名は、正体のわからない木を各地でナンジャモンジャと呼んだことからですが、ヒトツバタゴは昔、明治神宮外苑にあった大木の名前がわからずそう呼ばれました。したがって各地で樹種の異なる「ナンジャモンジャ」があり、たとえばクスノキ、アブラチャン、アキニレ、エゴノキなどなど。東京葛飾区の都立水本公園には全国各地のナンジャモンジャが集められているそうです。

「なんじゃもんじゃ」が見ごろ」への3件のフィードバック

  1. 変わった名前の木があるもんだなと思っていましたが、大きなナンジヤモンジヤの木は、満開になると真っ白になって見事ですよね(^O^)/。私のウォーキングコースにも1本あります。まだ小ぶりですが咲いていますよ!
    本村英輔

  2. コメントのタイミングが大幅にずれていますが、5月11日(土)朝日新聞朝刊31面に犬山市池野のヒトツバダコの記事が写真付きで掲載されていますね。樹齢250~300年とのことで、でかそうで見応えありそうですね!近くの方は、見に行かれたら・・。今週末が満開とか。
    本村英輔

  3. 朝日新聞の記事、読みました。犬山市のヒトツバタゴはこの季節、毎年新聞やテレビで報道されますね。現地には2度ほど行ったことがあります。少しわかりにくい場所ですが、私の記事の中の太字の部分(犬山市池野の自生地)に犬山市のホームページがリンクされています。地図も付いていまのでクリックしてみて下さい。さらにその中にある添付ファイル(PDF)には詳しい地図も付いています。

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