きょうは立春、ロウバイが咲いています

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ロウバイ(蝋梅)の花

 尾張旭市の文化会館の改装が終わり、駐車場が広くなりました。隣接する図書館に本を借りに行った帰りに、近くの民家の庭にロウバイ(蝋梅)が咲いているのを見つけ、こっそり写真を撮りました。早春の木の花は黄色のものが多く、ロウバイはその中でも最も早く咲くものでしょう。1月の末から咲き始めたようです。梅と名が付きますがバラ科ではなくロウバイ科です。臘梅とも書きます。

 写真のロウバイは内側の花びらも黄色ですから、ソシンロウバイ(素芯蝋梅)と呼ばれるものです。本来のロウバイは内側が紫色だそうですが、私は見たことがありません。花びらが蝋細工のようで、梅の香りがするところから蝋梅という名が付きました。中国中部原産で朝鮮を経て江戸時代のはじめごろ渡来した植物です。ソシンロウバイは明治以降の渡来です。

 しらじらと障子を透す冬の日や空に人なく臘梅の花  窪田空穂

 香りがよく、切り花としても用いられ、ロウバイをいけている部屋に入ると、花を確認せずとも清香がその存在を知らせてくれ、華道人や茶人に愛でられます。(村田 護)

 花言葉 「貴方は憐れみ深い」「慈愛心を持っている」「ゆかしさ」

 

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